人間は誰しも一人では生きていけませんので、誰かに何かをお願いすることがありますね。
今回は、他人に何かを依頼するときに使える韓国語表現を例文と共に学習しましょう。
レッスンの内容
時間的余裕の有無
誰かに何かを頼むとき、まずは声をかけて、時間の余裕があるかどうかを聞いてみましょう。
부탁이 하나 있는데 혹시 시간이 있어요?
一つお願いがあるんですが、もしかして時間ありますか?
「お願い」は韓国語で「부탁」ですが、漢字で「付託」と書きます。
上記の例文では「부탁이 있다」(お願いがある)という使い方をしています。
선배님, 부탁할 게 있는데 시간 괜찮으세요?
先輩、お願いしたいことがあるんですが、お時間大丈夫ですか?
「부탁」を使った表現には「부탁을 하다」(お願いをする)というものもあります。
교수님, 부탁 드릴 게 있는데 지금 시간 좀 있으세요?
教授、お願いしたいことがあるのですが、今ちょっとお時間よろしいですか?
目上の人に頼み事をするときは尊敬語「부탁을 드리다」(お願いを申し上げる)を用います。
援助の依頼
助けを求める表現には、以下のような言い方があります。
선생님, 혹시 지금 시간 있으시면 부탁을 들어줄 수 있으세요?
先生、もし今お時間よろしければ、お願いを聞いていただけますか?
「부탁을 들어주다」は「お願いを聞いてくれる」という意味です。
나 부탁이 있는데 좀 도와줄 수 있어?
私、頼みがあるんだけど、ちょっと手伝ってくれる?
援助してもらいたいときには「도와주다」(助けてくれる)も使えます。
依頼内容
お願いしたい内容を伝えるときには「~아/어/여 주다」(~してくれる)という表現を使用してみましょう。
このとき「하다」(する)以外のㅏとㅗで終わる動詞の語幹には「~아 주다」、ㅏとㅗ以外で終わる動詞の語幹には「~어 주다」を付けます。
「하다」で終わる動詞の語幹の場合は「~여 주다」を付け「하여 주다」となりますが、それを縮約した「해 주다」がよく用いられます。
시간 있으면 이 짐을 같이 옮겨 줘.
時間があるなら、この荷物を一緒に運んで。
相手が年下の人ならカジュアルな話し方で「~아/어/여 줘」(~してくれ)と言えます。
컴퓨터를 고쳐 주세요.
パソコンを直してください。
友人には「~아/어/여 줘요」「~아/어/여 주세요」(~してください)と丁寧に命令できるかもしれません。
죄송한데 이 책 좀 빌려 줄 수 있어요?
申し訳ないんですけど、この本を少し貸してもらえますか?
もし聞き手が年上の人であれば可能の表現を用いて「~아/어/여 줄 수 있어요?」(~してもらえますか)と質問できます。
より丁寧にお願いしたければ「있어요」を「있으세요」にしてみてください。
また「~아/어/여 주실래요?」(~してくれますか)というふうに相手の意向を尋ねる表現もできます。
죄송하지만 그 이유 좀 설명해주시겠어요?
申し訳ありませんが、その理由をちょっと説明してくださいますか?
立場が上の人には「~아/어/여 주시겠어요?」(~してくださいますか)や「~아/어/여 주실 수 있으세요?」(~していただけますか)という疑問文が使えます。
感謝の言葉
手伝ってもらったら、お礼を言いましょう。
도와줘서 정말 고마워요.
助けてくれて本当にありがとう。
감사합니다. 바쁘신데 이런 부탁을 드려서 죄송해요.
ありがとうございます。お忙しいのに、こんなお願いをいたしまして申し訳ありません。
まとめ
今回は誰かにお願いするときに使える韓国語表現をご紹介いたしましたが、どうでしたか?
話し相手によって表現を使い分けなければならないので、難しさを感じたかもしれませんね。どんどん口に出すことによって慣れていきましょう。