韓国が学歴社会であり、幼少期から塾などへ行かせたり、放課後にも授業があったりするということは、韓国好きの方ならご存じですよね。
レッスンの内容
子供のためには専業か兼業か
実は韓国では最近、ある結果が出ました。それは専業主婦の家庭より、ワーキングママすなわち共働き家庭の子供のほうが英語・数学の成績において、低かったということです。
これをうけ、韓国では自分のキャリアを諦め、専業主婦になる女性も増えているといいます。
その理由として、「子供が他の子供より勉強などが遅れることが怖い」ということがあげられてるようです。
しかし小学生のうちから塾や習い事をさせるには、共働きをしなければならない家庭が一般的です。
そのうえ大学進学までの教育費を考えたら、仕事を辞めることもままならないため、ワーキングママの悩みは増えるいっぽうですね。
これは日本でも皆さん悩んでいるのではないでしょうか。教育について真剣に考えなければならない時代となってきていることは間違いなさそうです。
学歴+αが必要
就職に向けて
学歴社会の弊害は日本でも韓国でも見え隠れしていますが、実際に企業が求める人材は学歴ではなくなってきています。
とある日本の大手企業の人事部長の講演会を聞きに行ったところ、
「留学であれワーキングホリデーであれ、何か目的のために休学してでも行動をした人や自分は○○ができて、こうしたことができる」
このようにアピールした子供たちを採用しているとのことでした。
つまり今までのような「上位大学を卒業する」といった学歴だけでは、就職がなくなってきているのですね。
幸せの形はそれぞれ
しかし日本も韓国も社会と学校とのつながりほとんどない教育であるため、このような問題が取り上げられるのではないでしょうか。
子供を持つ親であれば、自分の子供が仕事に困らないようにと考えるほか、幸せになってほしいと願う親ばかりでしょう。
しかし幸せというのは人によって違うものです。大企業へ入社できることが幸せだと感じる人もいれば、中小企業でも健康であることが幸せだという人もいますよね。
ただ未来ある子供たちの将来を考えたとき、果たしてこれらの教育があっているのか疑問に思います。
問題山積みの教育現場
日本では不登校生が増加し、韓国では若者たちの就職氷河期。そして両国とも少子高齢化で経済低迷中ですね。
これらがいい悪いというわけではなく、時代の流れに逆らっているのが今の教育ではないかとも見て取れてしまいます。
ワーキングママが子供たちの勉強をみてあげられないという点だけが、果たして成績に影響しているのかも疑問ですが、境域に関する悩みは日本でも同じでしょう。
受験という制度に振り回されてしまうことも多く、成績だけを見る教育は今の時代には果たして合っているのかということを、社会全体で考えていかなければならない節目なのでしょう。
学歴社会もいいですが「可愛い子には旅をさせよ」という言葉があるように、経験や経歴が重要になってきていることを知ってほしいと思います。
塾に行ってる?
会話
가: 승연엄마, 승연이는 학원에 다녀요?
スンヨンママ、スンヨンは塾に通ってる?
나: 우리 승연이는 학원에 안 다녀요.
行ってないよ
가: 정말? 왜? 승연이는 항상 1등이잖아. 그럼 어떻게 공부해?
本当に?どうして? スンヨンはいつも1位じゃない。じゃあ、どうやって勉強しているの?
나: 집에서 혼자 공부해.
家で一人で勉強しているよ