韓国語の限定助詞攻略!上級者向けの重要ポイント

  1. 韓国語初心者

以前の記事で、韓国語の基本的な助詞についてご紹介いたしましたね。韓国語には他にも覚えておきたい助詞があります。

今回の記事では限定を表す韓国語の助詞について例を交えながら学習しましょう。

韓国語の限定助詞攻略!上級者向けの重要ポイント

〜만(〜だけ、〜のみ、〜ばかり)

〜만」(〜だけ、〜のみ、〜ばかり)は他のものは除外し、特定のものに限定したり、強調したりするときに使う助詞です。

지갑만 들고 왔어요.

財布だけ持ってきました。

動詞や形容詞の語幹に付けたい場合は「〜기만」(〜するだけ)を使います。

〜기만 하다」(~してばかりいる、とても~だ)という強調の表現や、「〜기만 해도」(〜するだけでも)、「〜기만 하면」(~しさえすれば)といった条件の表現があります。

ちなみに「〜만」には「〜ほど」という意味もあります。

サイズが同じ程度であることを表す「〜만 하다」(〜ぐらいだ)や、その程度に達しないことを表す「〜만 못하다」(〜に及ばない)という比較の表現で使われます。

韓国では青い背景に女性の手が何かを指している。

〜밖에(〜しか)

〜밖에」(〜しか)は「」(外)と「〜에」(〜に)を組み合わせたもので、直訳すれば「それ以外には」という意味がありますが、数量が少しであることを表す助詞です。

後ろには「없다」(ない、いない)、「안~」「~지 않다」(〜しない)、「못〜」「〜지 못하다」(〜できない)、「모르다」(知らない)など否定を表す言葉が来ます。

장우:우리 학교 선생님 몇명 알아요?

うちの学校の先生、何人知っていますか?

정은:세명밖에 몰라요.

三人しか知りません。

韓国の木のベンチに携帯電話が置かれている。

〜뿐(〜だけ)

〜뿐」(〜だけ)は「ただそれだけで、これ以上はない」という意味を表します。

後ろには「이다」(〜だ)か「아니다」(〜でない)しか来ません。

名詞にはそのまま付けますが、動詞や形容詞の語幹に付けたい場合には「()ㄹ뿐」(〜するだけ)とします。

語幹の最後の文字が母音で終わる場合は「〜ㄹ뿐」を付けます。

語幹の最後の文字がパッチムで終わる場合はを脱落させてから「〜ㄹ뿐」を付けます。

語幹の最後の文字が以外のパッチムで終わる場合は「〜을 뿐」を付けます。

스마트폰을 떨어뜨렸을 뿐인데.

スマホを落としただけなのに。

ちなみに「뿐만 아니라」(〜だけでなく)という表現もあります。これは、ある事実に加えて、もう一つの状況があることを表します。

名詞の場合は、そのまま付けてもいいですが「〜일 뿐만 아니라」(〜であるだけでなく)という形でも使います。

動詞や形容詞の語幹には「()ㄹ 뿐만 아니라」(〜するだけでなく、~なだけでなく)を付けます。

その際、後ろには「〜도」(〜も)や「()까지」(〜(すること)まで)といった助詞が来ます。

정은:어제 민규가 파티에 늦게 왔다면서요?

昨日ミンギュがパーティーに遅れて来たそうじゃないですか?

장우:늦게 왔을 뿐만 아니라 선물도 안 사왔더라고요.

遅れて来ただけじゃなくてプレゼントも買ってこなかったんです。

まとめ

今回の記事では限定を表す韓国語の助詞「〜만」「〜밖에」「〜뿐」についてご紹介いたしましたが、いかがでしたか?

この三つは意味が似ているため混同しがちですので、しっかり復習しておいてくださいね。

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