ビジネスで韓国語を使う場合の注意点とは、いったいどんなものなのでしょうか?
注意点を見てみましょう。
レッスンの内容
母国語の基礎が大切
ビジネスといえば日本語においては、「謙譲語」「尊敬語」があり、母国語を学ぶ方々も少なくありません。
外国語を学ぶということは、実は母国語をしっかり使えてこそ、外国語を学べるのだと思います。
なぜなら外国語を学ぶときには、必ず母国語で考えてしまうからです。
もちろん何年かすれば、その国の言語で考えられるようになるのですが、はじめは難しいですよね。
まず、ビジネス用語を覚えるのなら、日本語⇒外国語の基礎⇒外国語のビジネス用語を覚えていくといいでしょう。
尊敬語と謙譲語の使いこなし
これは、韓国語でももちろん当てはまります。韓国は皆様もご存知のように「儒教文化」で、目上の方を敬うということが根付いています。
だから、韓国でも「尊敬語」はたくさんあります。また、「謙譲語」としては、「~아/어 드리다」(~して差し上げる)をよく聞くことでしょう。
도와 드릴까요?(お手伝い致しましょうか?)
사 드리죠. (買って差し上げます・ご馳走いたします)
上記は、ドラマの中でもよく出てきていますよ。お好きなドラマで確認してみてくださいね。
また「尊敬語」ですが、これは、「言葉が変わるタイプ」と「尊敬語として使われる『시』」があり、韓国語を勉強していれば、避けて通れない部分です。
ビジネス用語ではなくても韓国人同士であれば、上下関係で「絶対敬語」を使いますし、外国人だからこそ、「尊敬語」が使えたら素晴らしいと思うのです。
ネット用語に注意
最近では、ネットで使われるような言葉で韓国語を使っている人を見かけたりします。
使うのも問題ないし、かわいいネット用語ならいいかもしれません。
しかし1番注意しなければいけないのは、そのニュアンスです。ニュアンスを知らないで使ってしまうと、誤解を招きかねないことも事実です。
そこから、ケンカになったりすることも少なくありません。
やはり、勉強するのであれば、正しい韓国語を習得した後、ネット用語など使うことをオススメします。
ビジネス韓国語習得のために
では、ビジネス用語を習得するにはどうすればいいのでしょうか?これは、ズバリ、「尊敬語」「謙譲語」を操ることです。
しかし、日本語でも「尊敬語」「謙譲語」が使いこなせていなかったらどうでしょう?
外国語で「尊敬語」「謙譲語」を操ることはできないのです。
【例1】
例えば、「言う・話す」の「尊敬語」と「謙譲語」はわかりますか?「尊敬語」は「おっしゃる・お話になる」です。
では「謙譲語」はどうでしょう。「申す・申し上げる」です。
意外と忘れている部分ではないでしょうか?
【例2】
では「行く」の「尊敬語」はどうでしょう。「いらっしゃる・おいでになる」です。
「謙譲語」は「参る・伺う・あがる」です。
これを踏まえて韓国語の勉強することも、かなりプラスになります。日本語も正しく覚え、韓国語も正しく覚えられるからです。
是非、母国語にも1回目を向け、勉強してもいいのではないでしょうか?
会話
가: 부장님 손님께서 와 계십니다.
部長。お客様がおいでです
나: 그래? 손님은 어디에 계셔?
そう。お客様はどこにいらっしゃる?
가: 1층 회의실에 계십니다.
1階の会議室にいらっしゃいます