引越しをすると引越しパーティーを開くのは日韓共通のようです。
そこまでは同じですが、お祝いのプレゼントに文化の違いが大きく現れるんですよ。
いったい韓国ではどんなプレゼントを持ってパーティーに行くのでしょうか?
レッスンの内容
引っ越しパーティ
嬉しい出来事があるとみんなでお祝いしたくなりますよね!
その中でも新しく綺麗なお家へ引っ越しをすることは、新たな生活のスタートとも言えます。
親しい友人・知人らと喜びを一緒に分かち合う風習が日本にも韓国にもあるのだと思います。
韓国では周りに引っ越しの報告をすると必ず「引っ越しパーティーしなきゃね!」と言われます。
しかも新婚の夫婦の場合は、職場の同僚や親しい友人から「早く引っ越しパーティーしてよ~」と可愛いおねだりをされる時もあります。
ちなみにこれは失礼な表現ではなく、「うらやましい~」という気持ちが込められた軽い冗談だということは、韓国人はみんな知っています。
韓国語で引越しパーティーは?
引っ越しパーティーは韓国語で집들이(引っ越しパーティー:ジプットゥリ)と言います。
韓国の집들이(引っ越しパーティー:ジプットゥリ)も日本と一緒で引っ越しをしたお家に招待された知人や友人たちが集まって美味しい料理を食べたり、会話をしたりします。
また、招待された側の人がちょっとした贈り物を持って行くのも同じです。
もし皆さんが、韓国人の友人から집들이(引っ越しパーティー:ジプットゥリ)に招待されたとしてみましょう。
引越し祝いの贈り物
「贈り物は何がいいのかしら?」と、悩ましいところですよね。
たとえば日本では、新居購入・新築の場合と賃貸への転居の場合でマナーが変わったり、直接足を運ばず餞別だけを送るときもあります。
そのときに選ぶ贈り物の相場は様々で、どういう関係かによっては少し頑張って購入しないといけない時もあります。
定番はトイレットペーパー
こういう時、韓国では휴지(トイレットペーパー)が定番になっています。
日本ではあり得ない選択ですが、韓国の人たちはいろいろ考えたけど結局分からなくなった時にはみんな휴지(トイレットペーパー)を片手に집들이(引っ越しパーティー:ジプットゥリ)に行きます。
安すぎる上に綺麗に包装されているわけでもないので、ちょっとどうなの?と思ってしまうかもしれませんが、휴지(トイレットペーパー)は日常生活の中でなくてはならない必需品であり、使っていくうちに無くなってしまう消耗品であります。
そのため、휴지(トイレットペーパー)を要らないと言う人はいませんし、いくら一杯あってもいつかは無くなる物ということで、以前はとにかく집들이(引っ越しパーティー:ジプットゥリ)に来る人たちはみんな휴지(トイレットペーパー)を持ってくる人がほとんどでした。
他のプレゼントも
でも、あまりにもみんなが휴지(トイレットペーパー)を買っていくので、少し多様化されてきていて、違う物にする人もいます。
洗剤や石鹸などの日用品をよく選ぶのですが、そういう場合のために大きなスーパーだけでなく小さいスーパーやコンビニでも売っている贈り物セットをよく見かけることが出来ます。
日用品以外でもサラダ油やスパム、お肉、ジュースなどの贈り物セットがありますが、こういった食べ物は집들이(引っ越しパーティー:ジプットゥリ)よりもお正月などに親戚の家を訪れる時に買っていくことが多いです。
トイレットペーパーに込められた意味
휴지(トイレットペーパー)を집들이(引っ越しパーティー:ジプットゥリ)の贈り物として選ぶ理由はもう一つあります。
휴지(トイレットペーパー)がするするとほどくことができる様子から、これからどんなことがあっても上手くいきますようにという意味が込められているのです。
今度韓国人の友人・知人の집들이(引っ越しパーティー:ジプットゥリ)へ招かれた時には휴지(トイレットペーパー)をプレゼントしてみてください。
韓国人みたい~って、楽しいサプライズになるかもしれません。