カムサハムニダとコマッスムニダの正しい使い方!韓国語学習のポイント

  1. 韓国語挨拶・あいさつ

目次

韓国アイドルが好きだから、韓国ドラマにハマっているから、仕事で韓国語が必要だから。韓国語の学習をしている方の動機は様々でしょう。

日本人にとって親しみやすい言語といわれている韓国語について、その理由や学ぶ際のポイントについてご紹介します。

カムサハムニダとコマッスムニダの正しい使い方!韓国語学習のポイント

韓国語の学びやすさの理由

韓国語には、日本語に似た要素がたくさんあります。韓国語が日本人にとって学びやすいといわれる理由は何でしょうか。

文字の類似性

韓国語を話す上で使用するハングルのうち、いくつかの文字は日本のひらがなやカタカナと似ています。たとえば「」は発音のない音を表し、日本のひらがなの「ん」と似ています。

このような文字の類似性により、日本人にとっては韓国語の基本的な文法や単語を理解しやすいのです。

発音の共通点

韓国語の発音は日本語といくつかの共通点があります。たとえば、日本語にもある「あ、い、う、え、お」の発音は韓国語でも存在します。また、いくつかの日本語の単語と韓国語の単語が似た発音を持っています。

このため、日本人は韓国語の発音に比較的馴染みやすく、学びやすいと感じることがあります。

文法の共通点

韓国語と日本語には文法の面で共通点があります。たとえば、一般的に主語-述語-目的語の順序で文が構成されたり、修飾語が修飾する対象に対して後ろに来たりする傾向があります。

さらに韓国語と日本語では、相手への敬意や丁寧さを示すために特別な語尾や表現を用いる、いわゆる「敬語」の概念があります。これは他の言語にはあまりないものなので珍しい共通点といえます。

これらの共通点により、日本人は韓国語の文法を比較的スムーズに習得することができます。

文化的な接点

韓国と日本は地理的に近く、歴史的なつながりや文化的な交流が昔から多くあります。

このため、日本人は韓国の映画、音楽、ドラマなどのエンターテインメントコンテンツに触れる機会が多く、韓国語に対する興味や関心が高いです。

K-POPアーティストの日本でのコンサートや日本のアーティストの韓国での活動など、音楽とエンターテイメントを通じて両国の人々が交流し、楽しんでいます。

また、日本と韓国は両国ともに独自の美食文化を持っていて、ここにも多くの共通点があります。両国ともに海に囲まれていることから、新鮮な魚介類や海産物が主要な食材として使われています。

また、漬物や焼肉、麺料理なども共通した要素として存在します。日本の寿司やラーメン、韓国のキムチやビビンバなど、両国の食文化はお互いに人気があり、相互に影響しあっています。

その他にもファッションや美容においてそれぞれにポジティブな影響を与えあってきました。文化的な接点があることで、モチベーションが高まり、学習がより楽しくなるでしょう。

韓国の木製テーブルの上に感謝カードを持つ手。

感謝の言葉:カムサハムニダとコマッスムニダの使い方と違い

감사합니다」と「고맙습니다」は、どちらも韓国語で「ありがとう」という意味ですが、微妙なニュアンスの違いがあります。どのような違いがあって、どんな場面でそれぞれ使われるのでしょうか。

カムサハムニダの意味と使い方

감사합니다」は、より公式でフォーマルな表現として使われます。公的な場面や上司、先輩、目上の人との会話など、相手に対して敬意を示す場面で使用されます。例えば、ビジネスや公式のイベントでの挨拶や感謝の表明に適しています。

【道で】

:저기요, 이 근처에 맛있는 냉면집을 찾고 있는데 어딘지 몰라요?

すみません。この近くで美味しい冷麺のお店を探しているんですが、どこか知りませんか?

냉면이요? 저는 여기로 가서 오른쪽에 있는 냉면집을 좋아해서 자주 가요.

冷麺ですか。私はここを真っすぐ行って右側にある冷麺屋さんが好きでよく行きます。

알려주셔서 감사합니다. 이제 말해보도록 하겠습니다.

わあ、教えてくれてありがとうございます。これから行ってみようと思います。

, 맛있게 먹고 오세요.

はい、美味しく食べてきてくださいね。

コマッスムニダの意味と使い方

고맙습니다」は「감사합니다」に比べてよりカジュアルで一般的な表現です。友人、同僚、家族など、親しい関係や日常的な会話で使用されます。

また、目上の人に対しても敬意を示しつつも、より親しみを込めた感謝の気持ちを表現する際にも使われます。

【食堂で】

:김치찌개 하나 주세요.

キムチチゲを一つください。

밥은수북하게 할까요?

ご飯は大盛りにしますか?

, 배가 고팠어요. 고맙습니다.

はい、お腹が空いていたんです。ありがとうございます。

젊을 때는 많이 먹고 건강해야지!

若いうちはたくさん食べて健康でいないとね!

このように「감사합니다」と「고맙습니다」は、言葉遣いのフォーマルさや関係性によって使い分けられます。韓国語では、相手や状況に応じて適切な表現を選ぶことが重要です。

また、日常的な会話では「고맙습니다」が一般的によく使われる表現ですが、よりフォーマルな場面では「감사합니다」の使用が推奨される場合もあります。

ハングンマルとハングゴの違いと意味

韓国語のことを韓国語で表現する場合、「ハングンマル(한국말)」と「ハングゴ(한국어)」の二つの表現があります。事実上は同じ意味出る使われることが多いですが、微妙な違いがあります。

まず「マル()」は固有語で、「ゴ()」は中国発韓国語です。意味は同じです、響きが違いますね。

次に、한국어は書き言葉、한국말は話し言葉として表現されることが多いです。そのため、日常会話の中では한국말と言うことが多いでしょう。

しかしどちらを使ったからといって間違っているということはありません。場面や必要に応じて使い分けてみてください。

しかし、韓国語教室を示す「한국어 교실」や、韓国語の教科書を示す「한국어 교과서」など、言語としての韓国語を表現したいときには必ず「한국어」を使います。どちらを使えばいいか分からず困ってしまった場合は「한국어」を使っておくと安心です。

【シーンを想像しながら練習しよう】

このように、韓国語には同じ意味でも違う表現方法をする言葉が多く存在します。しかしそれは韓国語だけではありません。

日本語にも「日本語」と「やまとことば」、「異なる」と「違う」など、同じようにいろいろな言い方をする言葉があります。私たちは日本語のネイティブスピーカーですが、外国人にとってはややこしい表現です。

場合によってどちらを使うか覚え、シーンを想像しながら練習したり実践をしたりすると、自然とどちらの表現が適切かわかるようになります。焦らずに、口に出す回数を重ねてみましょう。

ヘッドフォンを着けてラップトップで作業している若い韓国人女性。

韓国語学習におすすめの学習方法と学習教材

韓国語学習のための教材は英語の次に多く出版されているといってもいいくらい、多く存在しています。実際、本屋に行ってどの本を買えばいいか分からず困った方も多いでしょう。

どんな学習方法があり、自分に合っているのはどの方法なのか、考えてみましょう。

オンラインの言語学習プラットフォーム

オンラインの言語学習プラットフォームは、アプリやウェブサイトを通して自分のペースで韓国語を学ぶのに便利です。ゲームのような要素を取り入れて学習のモチベーションを高めるものが増えており、子どもから大人まで楽しみながら学習することができます。

また、多くのプラットフォームではリーディング、リスニング、スピーキング、ライティングの全てのスキルをバランスよく学ぶことができるように構成されています。

どこか苦手な部分だけを学習する場合でも、網羅的に学習する場合でも、一人ひとりに合った学習方法を選ぶことができます。

動画配信サービス

様々なコンテンツが毎日提供されている動画配信サービスですが、エンタメ要素のあるものだけでなく、言語学習用コンテンツも豊富にアップロードされています。

ハングルの読み方や発音の練習を、ネイティブの韓国人の口元を見ながら繰り返し練習することができるので、反復学習に適しています。

コメント欄で同じように学習している仲間の意見を読むこともでき、モチベーションを上げながら学習できるおすすめの方法です。

語学学校やコミュニティクラス

語学学校やコミュニティクラスに参加することで、実際の教師からの指導やフィードバックを受けることができます。

講師は適切な教材や学習計画を提供し、学習者の進捗状況をモニタリングしてくれているので、学習者は適切にフィードバックをもらうことができます。

クラスメートとの交流を通じて、会話やグループ活動を通じた実践的な学習ができ、仲間を作ることもできます。

オンラインチューターまたは会話パートナー

オンラインチューターや会話パートナーは、一対一での学習や会話練習に最適です。個別の指導を受けることで、自分のニーズや目標に合わせた学習ができます。

ネイティブスピーカーとの会話を通じて、リアルな韓国語の使い方や文化的な背景を学ぶことができます。他の学習者を通さずに韓国語を学べるので、人間関係に煩わしさを感じる場合はこちらの方が向いているでしょう。

韓国語のテキストブックや教材

韓国語のテキストブックや教材は、体系的な学習を支援するために役立ちます。文法、語彙、発音などの基礎を網羅し、演習問題や文化的な情報を提供してくれます。

自分のペースで好きな時間に好きな場所で学習することができるため、自己学習に適しています。わからない部分がある場合に解決する方法がないことが、唯一の難点といえるでしょう。

韓国語の音楽やドラマ

韓国語の音楽やドラマを楽しむことも学習の一環として取り入れることができます。韓国語の歌詞や会話を聞きながら、リスニングスキルや単語の理解力を向上させることができます。

教科書で学ぶ韓国語ではなく、日常生活の中でよく使われる表現を、シーンごとに学べるので、より実践に近い学習方法です。

これらの学習方法は、個人の好みや学習スタイルに合わせて選ぶことが最も重要です。継続的な学習と実践が鍵となりますので、毎日少しずつでも学習に取り組むことをおすすめします。

黄色の背景に指を指す眼鏡をかけた韓国人男性。

韓国語学習で注意すべきポイントとコツ

韓国語を学習する上で気をつけておきたいポイントやコツをいくつかご紹介します。初級から中級のうちに身につけておくと、その後の学習の助けになるポイントばかりです。

한글(ハングル)をしっかり学ぶ

韓国語はハングルと呼ばれる独自の文字を使用します。ハングルを理解し、正しく読み書きできるようになることは非常に重要です。アルファベットとは異なる文字体系ですが、基本的な構造を覚えることで、効率的な学習が可能です。

発音のルールやアクセントにも注意を払い、正確に発音するように心掛けましょう。韓国語にはパッチムという難しい概念があるので、読み方も発音も早いうちにマスターしておくのが重要です。

発音に注意する

韓国語の発音は日本語や英語とは異なる部分があります。特に、いくつかの子音や母音の発音は独特で、初心者にとっては難しいかもしれません。

正しい発音を身につけるためには、ネイティブスピーカーの発音を聞くことや、発音練習に時間を費やすことが重要です。

文法の基礎を学ぶ

韓国語の文法は日本語や英語とは異なる特徴があります。単語の語尾や助詞の使い方、文の語順などに注意が必要です。

文法の基礎をしっかりと学び、文法ポイントを理解することで、より正確かつ自然な表現ができるようになります。文法書やオンラインリソースを活用して、文法の理解を深めましょう。

「聞く・話す・読む・書く」をバランスよく練習する

韓国語の練習をする際には「聞く・話す・読む・書く」の4つのスキルをバランスよく練習することが重要です。

ただ単語や文法を覚えるだけでなく、実際に使ってみたり、韓国語の音声やテキストを聞いたり読んだりすることで、総合的なスキル向上が期待できます。

特にリスニングスキルを向上させると、韓国人と会話ができるようになり、その後の韓国語学習の大きなモチベーションになります。

韓国語の音楽、ドラマ、ポッドキャストなどを活用して、練習を行いましょう。初めはゆっくりとしたスピードの音声から始め、徐々に速いスピードの音声に慣れていきましょう。

実践を重視する

韓国語を学ぶ上で、実際のコミュニケーションや日常会話に積極的に取り組むことはとても大切です。

日本にいて韓国語を話す機会がない場合でも、自己学習用の教材やアプリを活用して、ディクテーションや会話の練習をして、アウトプットの機会をふやすことが重要です。

継続的な学習と復習を繰り返す

韓国語を学習するには、継続的な学習と復習が欠かせません。言語学習は情報を短期的に覚えるだけではなく、長期的に定着させる必要があります。継続的な学習と復習を行うことで、学んだ知識やスキルが脳に定着し、忘れることなく使えるようになります。

また、繰り返し学習と復習を行うことで、より深い理解が可能になります。初めて学んだ時とは異なる視点から情報を見つめ直し、新たな洞察やつながりを見つけることができます。このような深化は、より高度な文法や表現の習得にも繋がります。

さらに、少しずつでもわかることが増えていくと、自分の成長や進歩を実感することができます。定期的に復習を行うことで、自信を持って言語を使うことができるようになり、継続的な学習はモチベーションを維持するためにも重要です。

青の背景にプラス記号の付いた白い看板を掲げる韓国の女性。

韓国語学習のメリットと魅力:仕事や旅行での活用方法

韓国語を使えるようになると、仕事や旅行で韓国に行ったときや、日本で韓国の会社やクライアントを相手に韓国語を使う機会が増えます。どのように身に着けたスキルを発揮すればいいのでしょうか。

仕事での活用方法

韓国語を使用する業界や企業を探す

韓国語を仕事で生かしたい場合は、韓国語を活かせる業界や企業を探し、そのような職種やポジションに応募してみてください。韓国企業や韓国との取引のある企業、国際的な環境での仕事などが適しています。

その際に、韓国語能力試験(TOPIK)の受検が必要になることがありますので、自分の実力を図るためにも、事前に準備をしておくと良いでしょう。

韓国語を使用するプロジェクトに参加する

仕事上のプロジェクトやチームで、韓国語を使用する機会があれば積極的に参加してみたり、その機会を作ってみたりしましょう。

韓国語を使ってコミュニケーションを取り、文書やメールの作成、会議やプレゼンテーションなどに韓国語を活用します。受け身でいても仕事は降ってこないので、自らチャンスを掴みに行くことが重要です。

韓国語の通訳・翻訳業務を提供する

韓国語のスキルを生かして通訳や翻訳の仕事を提供することもあります。韓国語を極めたら、フリーランスとしての活動や、翻訳会社やイベント企画会社などに就職することも考えてみてください。

自宅にいながらできる仕事も多いので、日本にいながら韓国のクライアントと仕事する機会を作れるのがポイントです。もちろん韓国を拠点にして働くことも可能です。

旅行での活用方法

観光案内や看板の理解

韓国語のスキルを活かして、観光案内や看板を読み取ることができるようになります。道案内や観光スポットの情報を韓国語で理解することで、より充実した旅行を効率よく楽しむことができるでしょう。

観光地でのコミュニケーション

韓国旅行中に現地の人とコミュニケーションを取る際に、韓国語を使って挨拶や簡単な会話をすることができます。基本的なフレーズや質問を学んでおくと役立ちます。

少しでもコミュニケーションが取れるようになると、韓国の旅行中は進んで韓国語を話すようになるから驚きです。

レストランやショッピングでの韓国語の活用

韓国語でメニューの注文や料理の質問、値段の交渉などをすることができます。また、韓国語で店員や店主とのコミュニケーションを楽しむこともできます。

意外と、外国人相手でも韓国語を使って料理の説明や質問をしてくることがあるので、それに答えられるようになれば一人前です。

カルチャー体験への参加

韓国語を使って韓国の文化体験に参加することもできます。韓国語がわからないと、案内をしてくれる人の説明が理解できずに、心から楽しむことができないことがあります。

しかし韓国語が理解できれば、韓国ならではの体験をしてまるで韓国人になったかのように旅行を楽しむことができます。

まとめ

カムサハムニダとコマッスムニダの使い分けと韓国語が日本人にとって学びやすい理由、また韓国語を学習する際に気をつけておきたいポイントをご紹介しましたがいかがでしたでしょうか。

韓国語を少しだけ学習している人は多くても、資格取得を目指したり仕事に使ったりすることを考えている人はあまり多くないのではないでしょうか。

韓国語をマスターすると、韓国人の友人ができたり、韓国で行ける場所が増えたりと自分の楽しめる世界が広がります。ぜひ、本格的に勉強をして、韓国語の楽しさを実感してみてください。

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