今回はお正月に頻繁に聞くことができる歌と、お正月の風習についてご紹介したいと思います。
レッスンの内容
お正月の歌
まずは、韓国のお正月によく耳にする歌をご紹介しましょう。
<설날>
까치 까치 설날은 어저깨고요
かささぎかささぎ(の)お正月は昨日で
우리 우리 설날은 오늘이래요
私達私達(の)お正月は今日ですよ
곱고 고운 댕기도 내가 들이고
美しくて美しいデンギ(韓国の伝統的リボン)も私が結んで
새로 사온 신발도 내가 신어요
新しく買ってきた靴も私が履くよ
カササギ
上記の歌は4節まであって、1節が一番有名です。お正月になるとテレビなどで頻繁に流れる歌です。
また、この歌を聞くとお正月になった気分になります。それでは歌詞について説明したいと思います。
この歌の歌詞の中に까치(カササギ)がありますが、韓国人にとって까치は幸運の象徴です。
까치が鳴ると良い知らせが来るとの言い伝えがあります。
アクセサリー
お正月の前日に까치のお正月があると幸せが来ると思われるのでこのような歌詞になったと思います。
また、この前にご紹介したチマチョゴリを着るとそれに似合うアクセサリとして댕기をします。
しかし、いまは結婚式ぐらいでしかしなくなりました。
そして、お正月やお盆には新しい服や靴などを着用する風習がありますので、1節の最後はこのような歌詞になったと思います。
お正月にすること
次に、韓国人がお正月になると何をするかについて説明したいと思います。
お正月の朝は親戚が集まって法事を行います。そのあと、餅汁である떡국を食べてお墓参りをします。
宗教や家の風習によってはしない家もあります。
また、遠くに住んでいる親戚の家を訪ねることもあります。親戚が多い場合はこれだけで一日が過ぎることもあります。
また、お正月にはアイドルの陸上大会아이돌(육상대회といいますが 아육대と略して言うことが多いです)がテレビで流れます。
去年人気のあったアイドルが大勢出て陸上大会をしたり、去年人気のあった映画をテレビで放送したりもしますね。
さらにチマチョゴリを着た外国人、芸能人ののど自慢も欠かせません。
会話
では、お正月について韓国人がどのような会話を実際するか、その例を見てみましょう。
딸1; 아버지, 어머니 새해 복 많이 받으세요.
娘1;お父さん、お母さん 明けましておめでとうございます。(新年福をたくさんもらってください)
아버지, 어머니; 그래 너도 새해 복 많이 받아라.
お父さん、お母さん;うん、あなたも明けましておめでとう。(新年福をたくさんもらってね)
딸2; 언니, 우리 집에 일찍 와서 아육대 보자.
娘2;姉ちゃん、うちら早く家に帰ってアイドル陸上大会見ようよ。
딸1; 응! 재밌겠다!
娘1;うん!面白そう!