就活生の間で、学力、成績、TOEICの点数などを総合したものをスペック(Specification)と呼ぶそうですが、韓国の「就職戦争」は「スペック戦争」と言っても過言ではありません。
そのため、4年制大学を4年で卒業する学生はほとんどいないと言われています。
レッスンの内容
スペックより重要なストーリー
韓国社会はスペック重視?
韓国の学生は「スペック」をあげるために、6年、あるいは8年もの間キャンパスを去ることができません。
(その上、男性は軍隊まで行かなければいけないので、平均的な韓国男性の場合、初任給を受けとる年齢は大体30歳ぐらいと言われています)
企業がこのように「スペック」を重視するので、面接までたどりつくより前に「スペック」で落とされルことも多々あります。
そのため就活生たちは、面接室のドアを見ることもないまま苦杯を飲まなければならない場合がほとんどです。
スペックから経験重視へ
しかし、最近の就職面接は、「スペック」より「経験」にフォーカスする傾向が見られます。
個人の経験を試す質問
最近、77の大企業に入社した人を対象に調査された結果によれば、最も多く聞かれた質問は「情熱をもって取り組んだ経験は何か?」だったそうです。
さらに、学生たちが危機的な状況をどのように乗り越えてきたかもよく聞かれます。
同じ文脈で、「今まで生きてきた中での失敗談は?」といった質問もよく登場します。
この時、経験談だけをずらりと並べるよりも、それらを通して何を学んだのか、そのような経験が会社生活をするにあたってどのように役立つかも、必ずつけくわえなければいけません。
人間性を重視
「スペック」より「ストーリー」を重視する企業が増えた理由は、「スペック」だけあって「マイ・ストーリー」がない新入社員の中には、判断力、創意力、推進力、社会性に欠如した人が多いという理由からでした。
そのため、最近は「スペック」は基本条件であって、採用条件にはならないとされており、面接の重要性がより強調されています。
意外な質問にはウイットで
しかし、短時間で、就活生の「マイ・ストーリー」を引き出さなければいけません。
そのため「太陽の水は何リットルですか?」のような予想外の質問で面接を受ける就活生たちをうろたえさせることもあります。
このような質問にはウィットを聞かせて答えれば、より高い点数をもらうことができます。
ウィットと真実性、そして情熱で自分をアピールできれば、面接の成功は間違いなしでしょうね?
面接
ウィットを聞かせて答えれば、より高い点数を
면접관: 가장 좋아하는 동물이 무엇입니까?
面接官:一番好きな動物は何ですか?
면접자: 오리입니다.
就活生:鴨です。
면접관: 왜 입니까?
面接官:なぜですか?
면접자: 오리는 조용히 물 위에 떠 있는 것 같지만 쉬지 않고 움직입니다. 그러면서 앞으로 나아갑니다.
就活生:鴨は静かに水の上に浮かんでいるようですが、休むことなく動いています。そうしながら、前に進んでいくからです。
면접관: (비서 업무를 잘하겠군. )
面接官:(秘書業務に向いていそうだな)