밥 먹었어요?(パッ モゴッソヨ?/ご飯食べた?)が挨拶になるぐらい食事に気を使う韓国。食べてないと言えば冷蔵庫にあるおかずなどでさっと準備をしてくれます。
ではおやつはどうでしょう。韓国人は食事の合間にどんな間食を食べているのか気になりますね。
レッスンの内容
食後はフルーツ
まず日本では、食後にケーキ等の甘いものを食べることが多いですが、韓国ではだいたいフルーツになります。
これはドラマを見ていても良く出てくるシーンなので皆さんご存知だと思いますが、みんなが座っている目の前で果物を切るということに気づいていましたか?
ナイフでリンゴの皮をぐるぐる剝く行為を皆が見守っているんです。結婚したばかりの時はこれに緊張したものです。
ブンシッチッ
韓国人は小腹が空くと、분식집(ブンシッチッ/粉食家)に出かけます。漢字のとおり粉で作られたものをメインに売るお店のことです。
ラーメンや海苔巻の種類が豊富ですが、中でも女性、子供に人気なメニューとしてトッポッキがあげられるでしょう。
韓国のおもちをコチュジャンベースのたれで少し煮込んだもので、甘みも感じられますがやっぱり辛いそんな間食です。
よく屋台でも売られていますが、一緒に並んでいる揚げ物をトッポッキのソースに絡めて食べるともうリピーター必至です。
ブンシッチッにはラッポッキというメニューもあり、これは떡볶이の中に 라면(ラミョン/ラーメン)の麺とゆで卵、玉ねぎなどが入っていてトッポッキよりもボリュームがあり腹持ちがいいですね。
小学生に人気の間食
それでは小学生はどうでしょうか。
韓国の小学生は学校の授業が終わると、そのままテコンドーやピアノ、塾などの習い事に通う子が多いのでお金を持って出かける子が多いといいます。
小学校の前には、小学生をターゲットにしたブンシッチッや屋台が必ずあって、子供たちはここで小腹を満たし次の教室へと移動していきます。
人気は何?
小学生に人気のあるメニューは컵볶이(コッポッキ)。컵はコップのことで、紙コップに入ったトッポッキ。小学生が歩きながら食べれるように工夫されたメニューということころでしょうか。
ここでは、오뎅(オデン/串にささった練り製品)、떡고치(トッコチ/焼き鳥とお餅が串にささっている物)、핫도그(ハッドッグ/ホットドッグ)、 튀김(ティギン/揚げ物)、호떡(ホットッ/シナモンの黒蜜入り揚げパン)、와플(ワップル/ワッフル)などの間食が楽しめます。
駄菓子も人気
上記であげた間食類は腹持ちがよく、また両親も好んで食べるメニュー。
でもやはり高カロリー、低栄養の불량식품(プッリャンシップン/不良食品)、いわゆる駄菓子は存在するものです。
わずかなお金を手にしている小学生はどうしても値段の安い不良食品を買い求めてしまいます。
グリーンフードゾーン
成長期の子供たちには害のある食品だということで、2008年食品医薬品安全企画庁は危険食品安全保護区域、グリーンフードゾーンを施行し、小中学校周辺200メートル以内でこれら不良食品の販売を禁止する案を発表しました。
これにより学校周辺の駄菓子を販売していた文房具屋、一部のブンシッチッは撤退を余儀なくされたと言われます。
しかし、現在まだお小遣いを手にしている小学生を見るとその取り締まりは厳しいと思われます。
韓国で気軽に間食!
いかがですか。韓国で食べる間食はかなりボリュームのあるものが多いと思いませんか?
旅行中お腹が空いたなと思った時にすぐ気軽に入れるブンシッチッ。今日覚えたメニューを注文して韓国の味を楽しんでみてください。