運命を左右する韓国の占い:女性と家族の運勢解説

    1. 韓国留学・生活

    궁합(グンハッ:男女間の相性占い)を信じる恋人の親によって、愛し合っているにもかかわらず別れなければならない恋人たちの話がお茶の間を沸かせています。

    運命を左右する韓国の占い:女性と家族の運勢解説

    占いで左右される人生

    結婚を前提につきあっている女性が男性の家に挨拶にいくと、男性の両親による聴聞会がさっそく始まります。

    「何歳?」「誕生日はいつ?」「何時に生まれたの?」

    そして女性が帰るやいなや、男性の親は息子と彼女の生年月日や生まれた時間をもって、占い師のもとを訪れるのです。

    男性の親:「うちの息子との궁합はどうですか?この女性と結婚したら幸せに暮らせます?

    占 い 師:「女の人の干支はなに?何時に生まれた?どれどれ……。

    まぁ、ダメ、ダメ!この女と結婚したら、息子さんの出世はないわね。」

    このような占い師の宣戦布告に、初めは男性もうんざりした顔で両親をたしなめます。

    しかしやがて、「すまない。俺は占いなんて信じないけど、何か気になるんだ。親が反対する結婚はできない」と言って、愛に終止符を打ってしまいます。

    占いの起源

    このような相性占いをするようになった最初の由来は、中国の漢の時代からだといいます。

    正確な時期は分かりませんが、その当時、漢には強大な匈奴という遊牧民族の王がいました。その王が漢の王を脅迫し、王女を妻に欲しいと強引にプロポーズしてきたのです。

    その際、断るために一計を案じて出した策がこの「궁합」だったという説があります。当時つくられた궁합法が「九宮」というもので、現在に至るまで使われています。

    四柱学とは?

    四柱学では、「生まれつきの運命が貧しい人は豊かになれず、身分の低い人は高貴な人になれない。

    しかし妻をよく選んで立派な子を産んで育てることについては、よい方法がないわけではない」と言われています。

    このように、「女性がひとつの家門の栄枯盛衰を左右する」という四柱学に基づいた궁합は「女性が誤って家に入ってくると家運が傾く」ということわざを作りだしました。

    そのため、궁합を重視する韓国の親たちは結婚に反対することが「家族を守り息子を愛すること」だと信じるようになったのです。

    白地に女性の運勢と韓国占いをモチーフにした 2 つの木製樽。

    女の運勢はつるべの運勢

    女性視点と男性視点

    「女性が誤って家に入ってくると家運が傾く」ということわざが男性の立場でつくられたことわざならば、「女の運勢はつるべの運勢」ということわざは女性の立場からつくられたことわざだと言えます。

    つるべ

    つるべとは、ひょうたんを割らずにヘタの周辺部分だけを切り離して、中身をくりぬいたものを指します。

    裕福な家ではこのつるべに米を入れ、貧しい家では飼い葉を入れます。つまり、つるべはどんな家で使われるかによってその用途が変わってくるのです。

    すなわち「女の運はどんな男性に出会うかにかかっている」という意味で使われます。

    「どんな人に会うかによって人生が左右される」というこの2つのことわざには、韓国人が抜け出すことのできなかった貧しさと階級社会に対する恨(ハン)が深く染みついているのですね。

    ハングルドットコム教室

    무슨 띠야? (ムスン ティヤ?) (干支は)何年?

    칠삼년 소띠(チルサムニョン ソッティ) 73年の丑年

    会話

    미례: 성광 씨, 무슨 띠야? (ソンガンシ ムスン ティヤ?)

    ソンガンさん、干支は何年?

    성광: 칠삼년(73年)소띠. (チルサムニョン ソッティ)

    73年の丑年

    미례: 와! 난 쥐띤데. (ワ! ナン チッティンデ)

    わぁ!私は子年。

    성광: 그게 뭐? (クゲ モ?)

    それがどうしたの?

    미례: 소띠하고 쥐띠는 (ソッティハゴ チッティヌン)

    丑年と子年は相性占いもしなくていいって。

    궁합도 안 본데 (クンハッド アン ボンデ)

    占う必要がないぐらい相性がよいという意味

    オウム学習法

    上達しない原因

    生徒さんに韓国語を勉強する目的を聞くと、80%以上が「日常会話」だと答えます。

    しかし、韓国語の最高のレベルである「韓国語能力試験5.6級」に合格しても会話に自信がないといって、積極的に韓国語を話そうとしない生徒さんがよくいるのです。

    その理由は何でしょうか?それは、会話が発散する力だということを知っていながらも、たくさんのエネルギ―を消耗しますから、ある程度で尻ごみしてしまうためですね。

    日本人は山の頂上に上がって「ヤッホー」と叫ばなくても満足感を覚えるそうです。

    しかし、韓国人は山の頂上に行ったら100%「ヤッホー」と叫びます。頂上で「ヤッホー」と叫ばなければ、頂上まで行った意味がないと思うからですね。

    会話上手になるためには

    韓国語は発散する言語です。発散しなければ矯正してもらう機会すら失ってしまいます。しかし発散すれば正しく矯正されるだけでなく、自信まで得ることができるでしょう。

    自分の考えを外に向かって発散し、自分の個性を表に出すことですね。

    これが会話の本当の面白さといえます。

    チャレンジ!チャレンジ!

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